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実家に帰らないお正月に|賃貸でも粋に彩る「小さな和飾り」アイデア集

INTERIOR

「今年のお正月は、実家に帰省しないことに決めた」

そんな方が、近年とても増えています。

理由は、コロナ禍以降の生活様式の変化や、働き方の多様化、単純に自分らしい時間を過ごしたいという価値観の広がりなど、さまざまです。

しかし、どこかでお正月らしさが物足りないと感じてしまうこともありますよね。

そんなときこそ、自宅をちょっとだけ「お正月仕様」にしてみませんか? 

壁を傷つけられない・限られたスペースでも工夫次第で楽しめる“賃貸向けの小さな和飾り”なら、手軽に日本の年越し気分を味わえます。


今回は、実家に帰らない年末年始を、自分らしく心地よく過ごすための「小さな和飾り」アイデアをご紹介します。

今年は、自分の空間に粋な年始の彩りを添えて、新しい1年を迎えてみませんか?



お正月飾りの意味と由来


お正月飾りは、新年に各家庭へ訪れるとされる「年神様(としがみさま)」を迎え入れるための装飾です。

年神様は、その年の幸福や健康、五穀豊穣などをもたらしてくれる存在とされており、お正月飾りには「神様を迎え入れる準備」としての意味が込められています。

 

それぞれの飾りにも、縁起の良い意味があります。

門松:松は「長寿」や「不老」、竹は「成長」や「生命力」を象徴し、家の繁栄や健康を願って飾られます。

しめ縄・しめ飾り:玄関や神棚に飾ることで、外からの邪気を払い、神様が安心して訪れる「清められた空間」を作る役割があります。

鏡餅:神様が宿るとされる神聖な象徴であり、家の中で年神様を迎える「依り代(よりしろ)」として用いられてきました。 

これらの飾りを通じて、私たちは新年を清らかに迎え、幸せな1年になるよう祈りを込めています。


⚫︎地域によって異なる「飾る・片付ける」時期の違い


お正月飾りを飾る時期には、地域や家庭によってさまざまな習慣があります。 

本来、お正月の準備を始める「正月事始め」は12月13日とされ、この日以降なら飾り始めても問題ないとされています。

しかし、近年ではクリスマスが終わった12月26日~27日頃から飾る家庭が増えてきています。

また、飾った後の「片付けるタイミング」も地域によって異なります

関東・東北・九州などでは、1月7日までを「松の内」と呼び、この日までに片付けるのが一般的です。

一方、関西・北陸・東海地方の一部では、1月15日(小正月)まで飾っておく地域もあります。


飾りのデザインにも地域差が見られます。 

関東では「縦型のしめ縄」や「玉飾り」が多く用いられますが、関西では「横向きのしめ縄」が一般的です。

このように、風土や文化によって違いがあるのも、お正月飾りの奥深さといえるでしょう。


⚫︎避けるべき日:「縁起が悪い」とされるタイミングとは?


お正月飾りは、飾る日にも縁起があるとされています。

特に、次の2日間は避けるべきとされているため注意が必要です。 

12月29日:語呂合わせで「二重苦(にじゅうく)」と読めるため、縁起が悪いとされます。

12月31日:大晦日に慌てて飾るのは「一夜飾り」と呼ばれ、神様を迎えるための準備が整っていないと見なされ、忌避されます。


できるだけ12月28日までに飾るのが理想的です。

もしスケジュールの都合で遅れる場合でも、12月30日までには済ませるようにするのが、一般的な習わしとなっています。


和飾りを選ぶ前に知っておきたい賃貸インテリアのポイント

画像:LAKOLE


賃貸住宅に住んでいると、「壁に穴を開けられない」「床を傷つけたくない」といった制約があります。

原状回復の義務がある以上、飾り付けひとつでも慎重になってしまいますよね。

だからこそ、お正月の和飾りを選ぶ際には、賃貸ならではの条件を考慮したアイテム選びが大切です。 


賃貸には、軽量で小ぶりなサイズ感の飾りを選ぶと、設置や収納が楽になるだけでなく、落下や転倒の心配も少なく安心です。

また、貼って剥がせるタイプの装飾や、置くだけで使えるオブジェ系の飾りを選べば、壁や床を傷つける心配もありません。

飾る場所も、家具の上や窓辺、棚の一角などの“既存のスペース”を活用すれば、新たな設備を追加せずにお正月気分を演出できます。

さらに、掃除や片付けがしやすい素材や構造のアイテムを選ぶと、年始後の片付けもスムーズです。


これらを意識するだけで、賃貸でも無理なく、おしゃれに和の空間を演出することができます。

限られた空間や条件の中でも、「飾る楽しさ」と「お正月らしさ」は十分に作ることができるのです。


小さな和飾りアイデア6選


ここからは、限られたスペースでも気軽に取り入れられる「賃貸向けの小さな和飾り」を6つご紹介します。 

大掛かりな模様替えをしなくても、素材やサイズにこだわるだけで季節感や和の趣をさりげなく演出できます。

飾る楽しみがぐっと広がるアイテムばかりです。


1.ミニしめ縄・しめ飾り




新年の準備として欠かせない「しめ飾り」。 

一般的には存在感のあるサイズを思い浮かべがちですが、手のひらサイズのミニしめ縄なら、賃貸でも取り入れやすく圧迫感もありません。

玄関ドアの内側、リビングの壁、棚の上など、空いたちょっとしたスペースに飾るだけで、お正月らしい雰囲気がふわっと広がります。

ワイヤーフックやマスキングテープを使えば、壁や扉を傷つけずに飾れるので、原状回復も安心です。

飾る場所を選ばない手軽さが、ミニサイズの魅力です。


2.小型のお正月掛け軸(タペストリー)




壁に穴を開けなくても貼れる和柄タペストリーは、賃貸にぴったりの季節アイテムです。

和紙や布の質感が空間にやさしい温かみを生み、広いスペースを使わずにお正月らしさを演出できます。

縁起の良い「鶴」「梅」「富士山」などのデザインを選ぶと、新年らしい華やかさがアップ。

また、グレージュや深い紺など、落ち着いた色味を選べば、洋風インテリアとも自然になじみ、和モダンな雰囲気が楽しめます。

季節が終わったらクルッと丸めて収納できるのも、賃貸暮らしでは嬉しいポイントです。


3.迎春ミニフラワーアレンジメント



松や梅、南天などの縁起植物をコンパクトにまとめたミニアレンジは、玄関やテーブルのワンポイントに最適です。

存在感はありつつも圧迫感がなく、賃貸の限られたスペースでもすっと馴染みます。

100均(110〜330円)には造花や素材が豊富で、自分でアレンジを作るのも簡単!

ニトリやLAKOLEでは、センス良くまとまったミニサイズのフラワー雑貨も多く、飾るだけで季節感が整います。

水替え不要のプリザーブドや造花タイプなら、忙しい年末年始でも手軽に飾れます。


4.鏡餅ミニオブジェ/フェイク鏡餅



本物の鏡餅を置くスペースがない方や、カビや保存の心配をしたくない方には、陶器やアクリル素材の「ミニ鏡餅オブジェ」が大人気です。

小さくてもお正月らしい存在感があり、リビングの棚、テレビボードの端、カウンターの片隅などにそっと置くだけで、季節の彩りがぐっと引き立ちます。

100均の鏡餅風オブジェ(110〜330円)から、インテリアショップの陶器製(1,000円前後)まで種類は豊富です。

無印良品のシンプルな鏡餅や、LAKOLEの“高崎だるま”など縁起オブジェ(1,000〜1,600円前後)も人気です。

伝統を守りつつ、扱いやすさとデザイン性を両立できるのが魅力です。


5.迎春キャンドル



ほのかな灯りが空間をやさしく包み込む迎春キャンドルは、夜のひとときを上品に彩ってくれるアイテムです。

火を使わないLEDキャンドルや和紙を使ったライトオブジェなら、揺らめく光と陰影を安心して楽しめるのが魅力です。

灯りをつけるだけで、普段の部屋がどこか静かで落ち着いた“和のお正月空間”に早変わりします。 リビングや寝室の片隅に置くだけで、温もりと季節感がじんわり広がります。


6.ミニ門松



玄関先に立てるイメージの強い門松ですが、卓上サイズのミニ門松なら賃貸でも気軽に取り入れられます。

玄関カウンターやリビングの棚にそっと置くだけで、新年を迎える清々しい雰囲気が漂います。

また、竹や松をモチーフにしたグリーンのプランターやアレンジを取り入れると、自然のエネルギーが感じられるナチュラルな和空間に変身。

本格的な門松よりも扱いやすく、インテリアに溶け込みつつ縁起の良さを運んでくれる便利なアイテムです。


飾り付けを「さらに楽しむ」ための工夫

画像:無印良品


お正月飾りはただ“置くだけ”ではなく、少しの工夫で空間全体をより豊かに演出することができます。

ここでは、賃貸でも無理なく実践できる3つの演出アイデアをご紹介します。


1.色・素材で和モダン演出


お正月=和風、と思いきや、現代の住空間には「和モダン」なテイストがぴったりです。 

たとえば、日本の伝統色である「紅」「藍」「金」を、ガラスや金属、アクリルといった現代的な素材と組み合わせることで、洗練された印象の和空間が完成します。

紅色のクッションにゴールドの飾り紐、藍染め風のテーブルランナーにガラスの一輪挿しなど、色と素材の“対比”が空間に立体感と深みをもたらします。


2.照明・影を活かす


照明を使った演出は、夜の時間にこそ真価を発揮します。 間接照明をしめ縄や門松の近くに置いたり、LEDライトで鏡餅を柔らかく照らすだけで、空間の雰囲気が一気に格上げされます。

壁に映る飾りの影も立派な演出要素。影のかたちや重なりを楽しみながら、幻想的で静かな“和の夜”を演出しましょう。


3.写真映え&SNSシェア用コーナーを作る


せっかく飾った和小物たち。記録や思い出としてだけでなく、SNS投稿やオンライン年始の背景にも活用してみましょう。

壁際やテーブルの一角を「撮影コーナー」にして、ミニ門松・しめ縄・フォトフレームなどを集中的に配置します。

背景に和紙や布を使うと、より雰囲気が出ます。

「#おうちお正月」「#和飾りのある暮らし」などのタグを付けて、気軽にシェアしてみてはいかがでしょうか。


まとめ


実家に帰らないお正月でも、工夫次第で心豊かな新年を迎えることができます。

特に、賃貸でも気軽に取り入れられる「小さな和飾り」は、空間に季節感とあたたかみを与えてくれる頼もしい存在です。 

本記事でご紹介した6のアイデアは、どれも壁や床を傷つけず、限られたスペースでも楽しめるものばかり。

さらに、色や素材の組み合わせ、照明を活かした演出、SNS映えを意識したレイアウトなどを加えることで、日常の中に小さな特別感を生み出すことができます。

飾り付けの際には、「やっていいこと」「避けたいこと」をしっかり押さえて、原状回復を意識しながら無理なく楽しむことが大切です。 

忙しい年末でも、ちょっとした準備と工夫で、お正月らしい清らかで明るい空間が生まれます。

ぜひ今年は、自分だけの「和のある暮らし」で、新しい一年を迎えてみませんか?





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