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冬に取り入れたい北欧インテリア8選|あたたか見えのコツ

INTERIOR

寒い季節になると、家の中でもぬくもりを感じられる空間づくりが恋しくなります。

そんな冬の暮らしにぴったりなのが、北欧インテリア

自然素材と柔らかな光を取り入れた北欧スタイルは、シンプルながらも心がほっと落ち着く温もりを演出してくれます。


この記事では、冬の北欧インテリアを楽しむための基本ルールとともに、すぐに取り入れられるおすすめアイテム8選をご紹介します。

配色や素材選びのコツも交えて解説するので、「寒々しくならない北欧インテリア」を実現したい方はぜひご覧ください。



冬の北欧インテリア|3つの基本ルール


まずは冬支度の基本となるポイントを3つ見ていきましょう。


配色


北欧インテリアの魅力は、自然光を生かした柔らかな色使いにあります。

特に冬は、白・アイボリー・ベージュ・ライトグレーといった淡いトーンをベースにすることで、空間全体に明るさと清潔感をプラスできます。

そこに、オークやアッシュなどの明るい木目の家具や床材を取り入れることで、視覚的な温もりが加わります。


また、空間をぼんやりさせないためにも、黒やチャコールグレーなどのダークカラーを「小物」や「フレーム」などでアクセント的に使うと、全体がぐっと引き締まった印象になります。

冬の曇りがちな光の中でもバランスの取れた空間を作ることができるのです。


素材


冬の北欧スタイルには、マットで柔らかな質感の天然素材が欠かせません。

ウールやリネン、コットン、フェルト、ムートンなど、肌触りがやさしく保温性の高い素材を重ねることで、視覚的にも体感的にも心地よさを感じられる空間に仕上がります。


異素材を重ねてレイヤード感を出すことで、無地のアイテムでも単調にならず、奥行きのあるコーディネートが可能です。

逆に、ナイロンやポリエステルなどのツヤのある化学繊維は、冬の北欧スタイルでは控えめに使用するのがベター。

ナチュラルな質感を優先しましょう。



北欧の冬は日照時間が短いため、光の取り入れ方はとても重要です。

家庭では「3点照明」――天井照明、フロアランプ、テーブルランプの3種類を組み合わせるのが基本です。

光源の色温度は2700〜3000Kの暖色系が理想で、白熱電球に近い柔らかな光が空間を包み込みます。


1カ所に集中的に照明を置くのではなく、空間全体に点在させることで影を作らず、やさしく包まれるような北欧らしい雰囲気が生まれます。

壁や天井に光が反射する間接照明も効果的です。

暗くなりがちな冬の室内でも、温もりを感じる居心地の良い空間を作ることができます。


冬の北欧インテリア8選


ここでは、冬におすすめの暖かな北欧インテリアを8つご紹介します。

ぜひ、インテリアに取り入れてみてくださいね。


1.ラグ



冬のインテリアに欠かせないのが、足元の冷えを和らげるラグです。

北欧スタイルでは、見た目のあたたかさだけでなく、触れたときのぬくもりも重視されるため、ウールやコットンといった天然素材のラグが人気です。

特にウールは保温性が高く、素足でも心地よく過ごせるのが魅力です。


カラーは、ベージュやライトグレー、オフホワイトなどのニュアンスカラーを選ぶと、他の家具やファブリックともなじみやすく、全体がまとまりのある空間に仕上がります。

織り柄や毛足の長さで微妙な表情を持たせることで、無地でも単調にならず、北欧らしいナチュラルな雰囲気になります。

リビングには大きめのラグを敷いて、くつろぎゾーンを視覚的に分けるのもおすすめです。

ラウンド型やキリム風のラグをアクセントに使えば、個性と遊び心を演出することもできます。

家具を一新しなくても、ラグ1枚で冬支度が叶うアイテムです。


2.ブランケット




冬の北欧インテリアに欠かせないのが、ふんわりとしたブランケットです。

ソファやベッドにラフに掛けるだけで、空間全体が一気にあたたかく、くつろぎ感のある雰囲気に変わります。

素材はウールやコットン、アルパカ混などの天然素材を選ぶと、保温性が高く、手触りもしなやかで快適です。 


色味は、ベージュやグレージュ、アイスグレーなどのやわらかなトーンが北欧テイストと好相性です。

アクセントとして、チェック柄やノルディック模様のブランケットを一枚取り入れると、冬らしさがぐっと高まります。 

使わないときはバスケットやチェアの背もたれにかけておくだけでも絵になるのがブランケットの魅力です。

実用性とインテリア性を兼ね備えた、冬のお部屋づくりの強い味方です。


3.クッション




クッションは、空間の印象を手軽に変えられる万能アイテムです。

北欧インテリアでは、シンプルな色使いの中に異素材や異なるサイズのクッションを組み合わせて抜け感と立体感を出すのがポイントです。

たとえば、リネン×ウールやコットン×フェルトなど、質感の違う素材をミックスすると、それだけで奥行きのあるコーディネートになります。

色はベースとなるソファのトーンに合わせて、ホワイト〜グレージュ系でまとめつつ、ひとつだけ黒やネイビーなどの濃い色を加えると全体が引き締まります。


サイズを変えて高さにリズムをつけると、視覚的にも動きが生まれます。

季節ごとにカバーを替えるだけでも雰囲気を刷新できるため、冬はふっくらとしたウールやボア素材を取り入れて、ぬくもりを感じるソファコーデを楽しんでみましょう。


4.カーテン&窓まわり




冬の室内を暖かく、居心地よく整えるには、窓まわりの工夫が欠かせません。

特にカーテンは、インテリアの雰囲気を大きく左右するだけでなく、断熱性や遮光性にも関わる重要なアイテムです。

北欧スタイルでは、厚手のリネンやウール素材のカーテンが好まれ、自然なドレープと柔らかな質感が空間にやさしさを与えます。


ナチュラルなカラー(グレー、ベージュ、生成りなど)を選ぶことで、光をやわらかく拡散しながら、冬の寒さをしっかりガード。

外気との境界である窓際を視覚的にあたたかく整えることが、冬の北欧インテリアの鍵です。

ウッドブラインドやバンブーブラインドと組み合わせると、素材のレイヤード効果が生まれ、機能性と美しさの両立が可能になります。

日中はブラインドで光を調節し、夜はカーテンを引いてしっかりと断熱。シーンに応じた使い分けが、洗練された暮らしを演出してくれます。


5.間接照明




北欧の冬は日照時間が短く、光の設計が空間づくりにおいて非常に重要です。

明るさを確保するだけでなく、くつろぎ感や包まれ感を演出するためには間接照明の活用がカギとなります。


おすすめは、脚の細いフロアライトや、やさしい光を放つテーブルランプです。

空間に圧迫感を与えず、必要な部分だけをふんわりと照らすため、目にもやさしく落ち着いた雰囲気を作り出します。

光の色は2700〜3000Kの電球色がベスト。

リネンや木目を通した光は柔らかく拡散され、空間全体にぬくもりが広がります。

天井照明だけでは実現できない暮らしに寄り添う灯りを意識することで、北欧らしいリラックス空間にぐっと近づきます。


6.キャンドル風LED/ランタン




冬の北欧スタイルには、ゆらぐ灯りが欠かせません。

実際のキャンドルを使うのも素敵ですが、安全性や扱いやすさを考えると、キャンドル風LEDライトや充電式ランタンが断然おすすめです。 


揺れる炎をリアルに再現するLEDキャンドルは、見た目にも温かく、眠る前のリラックスタイムに最適です。

木製やアイアン素材のランタンに入れて使うと、さらに雰囲気が高まり、玄関や棚の上にも映えます。 

複数のライトをあえて高さをずらして配置したり、バスケットやトレイにまとめて置くことで、簡単に北欧の冬の灯りを再現できます。

電源不要で移動も楽なので、模様替えや季節の演出にもぴったりのアイテムです。


7. テキスタイル




北欧インテリアでは、空間に温かみと個性を加えるのがテキスタイルの役割です。

冬は、クッションカバーやベッドスロー、テーブルクロスなど、さまざまな場所でテキスタイルを活用して重ねる楽しさを感じましょう。 


ウール混の厚手ファブリックや、北欧らしい幾何学模様、動植物をモチーフにしたプリントなどを選ぶことで、空間が一気に冬モードに変身します。

ベースカラーは控えめにしつつ、アクセントカラーとして深みのあるグリーンやネイビー、マスタードなどを加えると、季節感とデザイン性のバランスがとれます。 

ポイントは、同系色で素材感の違うテキスタイルをミックスすること。

視覚的にも触感的にも豊かな空間に仕上がり、ほっとする居心地のよさが生まれます。


8.天然素材の小物




細部に温もりを宿すなら、天然素材の雑貨や収納アイテムを取り入れるのが効果的です。

特に北欧インテリアでは、「木」「ラタン」「ウールフェルト」などの素材が好まれ、無垢の質感が空間に穏やかな雰囲気を与えてくれます。 

たとえば、木製のボウルやトレイ、フェルト素材のバスケット、ラタンの小物入れなど、実用性のあるものを選べば、インテリアに自然と溶け込みながらも、しっかりと季節感を演出できます。 


また、質感の異なる天然素材を組み合わせることで、無彩色でも立体感や奥行きが生まれるのが大きなメリットです。

プラスチックやメタル素材を極力避け、手ざわりと見た目の温もりを大切にした選び方が、北欧スタイルの本質に近づくコツです。



配色と素材のあたたか見えレシピ


⚫︎カラーパレット3例


1.白×ベージュ×ライトグレー+オーク材


北欧らしさの王道カラーです。

白とベージュを基調にすることで、空間に柔らかな光が広がり、ライトグレーで引き締めることで洗練された印象になります。

オーク材の家具や小物を取り入れることで、自然な温もりをプラスできます。


2.アイボリー×グレージュ+ブラック小物


落ち着きのあるアイボリーとグレージュの組み合わせに、ブラックのアクセントが効いた大人の北欧スタイルです。

黒は照明のフレームやキャンドルホルダーなど、点で使うのがポイント。

洗練されながらも居心地のよい空間が生まれます。


3.ホワイト×ミルクティー色+アッシュウッド


優しげでナチュラルな印象に仕上がるのが、ホワイトとミルクティー色の組み合わせです。

床材や家具にアッシュウッドを取り入れることで、軽やかさと暖かさのバランスが◎。

グリーンやテラコッタの小物を加えると、より季節感が出ます。


⚫︎素材ミックス


・ウール+フェルト+ラタン


ウールやフェルトなどのふんわりとした素材に、軽やかなラタンを合わせると、重たくなりすぎず視覚的にも抜け感が生まれます。

冬小物やバスケットなどで簡単に取り入れられる組み合わせです。


・コットン+リネン+木材


通年使えるナチュラル素材ですが、重ねて使うことで冬でも温かみを感じることができます。

たとえば、リネンのカーテンにコットンのクッション、オーク材のテーブルを組み合わせると、柔らかさと自然な風合いが同居した空間になります。


・ムートン+ウール+LEDの光


寒さを感じる空間には、視覚・触感ともに温かみの強い組み合わせを。

ムートンの敷物やウールのブランケットに、やさしいLEDの間接照明を組み合わせることで、包み込まれるような居心地の良さを作り出せます。


まとめ


冬の北欧インテリアは、寒さをやわらげ、心までほっとさせてくれるような空間づくりが魅力です。

今回ご紹介した基本ルール「配色・素材・光」をベースに、ラグやクッション、照明などのアイテムを組み合わせることで、無理なくあたたか見えができます。

重要なのは、目に見える部分だけでなく、触れる素材や灯りの演出にも気を配ること。

天然素材の優しい風合いや、間接照明の柔らかな光が重なることで、季節を楽しむ余裕のあるインテリアに近づきます。


すべてを一度に揃える必要はありません。

まずはお気に入りのブランケットやキャンドル風LEDなど、ひとつのアイテムからでも変化は始まります。

この冬、自分だけの北欧スタイルで、心まで温まる暮らしを始めてみませんか?





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