居心地のいい部屋の作り方8選|一人暮らしのインテリアと収納のコツの画像

居心地のいい部屋の作り方8選|一人暮らしのインテリアと収納のコツ

LIFE STYLE

一人暮らしの部屋は、自分だけの空間だからこそ居心地の良さを大切にしたいですよね。

しかし、広さや収納スペースに限りがある中で快適な空間をつくるのは意外と難しいです。

そこで今回は、インテリアや収納のちょっとした工夫で叶う、居心地のいい部屋の作り方を8つご紹介します。

狭い部屋でも実践できる内容なので、ぜひ参考にしてみてください。



1.見せない収納で生活感をなくす

出典:無印良品


せっかくお気に入りの家具や雑貨で揃えても、日用品やコード類が目に入ると、一気に生活感があふれてしまう…。

そんな経験はありませんか?

特に一人暮らしの部屋は収納スペースが限られているため、見せたくないものが表に出やすく、雑多な印象になりがちです。

だからこそ、“見せない収納”は居心地の良さを左右する重要なポイントです。 


ポイントは、隠すことと統一すること

たとえば、フタ付きの収納ボックスや布製ケースを使って、日用品や雑貨を一箇所にまとめるだけでも、視界がスッキリ整います。

さらに、収納グッズの色や素材を統一すれば、空間に一体感が生まれ、落ち着いた雰囲気にまとまります。

キッチンや洗面所まわりには、無印良品やニトリなどで手に入るスタッキング可能な収納や吊り下げ式の収納アイテムを活用するのもおすすめです。

生活感をうまく隠せれば、部屋の印象は驚くほど変わります!


2.香りでリラックスできる空間に

出典:SHIRO


玄関のドアを開けた瞬間、ふわっとやさしく広がる香り——

その瞬間だけで、1日の疲れがすっとほどけていくような感覚になりますよね。

香りは目に見えないけれど、空間の印象や気分に大きな影響を与えます。

自分のためだけの癒しを香りでリラックスしましよう!


おすすめは、ラベンダーのように心を落ち着ける香りや、シトラス系の爽やかな香りで気分をリフレッシュするパターン。また、ユーカリやティーツリーなど清潔感のある香りは、来客時にも好印象を与えてくれます。

香りの取り入れ方はさまざまです。

アロマディフューザーやキャンドルはインテリアとしてもおしゃれですし、手軽に取り入れたいならルームスプレーやリードディフューザーがおすすめです。

就寝前にはピローミストを枕元に一吹きするだけで、ぐっすり眠れる夜に。 

お気に入りの香りがある空間は、自分だけのリセットボタンです。

気分に合わせて香りを使い分ければ、より豊かな一人暮らしの時間が過ごせます。


3.自然素材で温もりをプラス


無機質になりがちな一人暮らしの部屋に、心地よさやぬくもりを加えるなら、自然素材を取り入れるのが一番の近道です。

観葉植物のグリーンや、木製アイテムの素朴な質感は、視覚的にも触感的にも心を落ち着かせてくれます。

窓辺に小さな観葉植物を置くだけで、部屋の空気がふわっとやわらかくなる感覚を味わえるはずです。


インテリア初心者には、ポトス・サンスベリア・モンステラなどの管理が簡単な植物がおすすめです。

水やりの頻度も少なく、気軽に取り入れられます。 

さらに、木製のトレイや収納ボックス、ラタンやバンブー素材のバスケットを加えると、空間にナチュラルなアクセントが生まれます。

自然素材は光をやわらかく反射するため、照明との相性も抜群!

間接照明と組み合わせれば、リラックス感がさらに高まります。

忙しい毎日の中でも、ふと目に入るグリーンや木の温もりに癒される——

そんな小さな自然を、暮らしの中に取り入れてみてください。


4.間接照明で部屋の雰囲気を演出

出典:IKEA


「なんだか落ち着かない」「おしゃれに見えない」と感じる部屋には、照明の見直しが効果的です。

ワンルームでは、天井の主照明だけで生活している人も多いですが、それだけでは空間に立体感が生まれにくく、冷たい印象になりがちです。

そこで活躍するのが、間接照明です。

壁や床、天井に向けて光を柔らかく反射させることで、部屋全体がふんわりと包み込まれるような、落ち着いた雰囲気を作り出せます。 


ベッドサイドに小さなテーブルランプを置くだけでも、夜の時間がぐっとリラックスモードに。

フロアライトやLEDテープライトを使って、部屋の一角に優しい明かりを灯せば、カフェのような居心地のよさが生まれます。

光の「色温度」にも注目してみてください。

温かみのある電球色(2700K前後)は、心を落ち着けたい夜に最適です。

一方、昼白色や白色光(4000K〜5000K)は、作業や勉強をする日中におすすめです。


時間帯や気分によって照明を切り替えることで、空間の使い方も変化します。

インテリアを変えるよりも手軽に、部屋の印象を劇的に変えられるのが照明の魅力です。


5.好きなもので“自分らしい部屋”に


せっかくの一人暮らしなら、誰に気兼ねすることもなく、自分の好きを詰め込んだ空間を楽しみたいですよね。

お気に入りの雑貨、ポスター、フィギュア、アート作品、推しグッズなどは、自分を元気にしてくれる心の栄養です。 

ポイントは、とにかく並べるではなく、魅せるディスプレイにすること。

色味や高さに統一感を持たせたり、余白を意識して飾ったりするだけで、空間のクオリティがぐっと上がります。

ディスプレイ棚やウォールシェルフ、ワイヤーネットなどを活用すれば、収納とインテリアを両立できるのも魅力です。


推し活グッズや本、アクセサリーもあえて見せる収納にすれば、それがそのまま部屋のアクセントになります。 

好きなものが見える場所にあると、自然と気分が上がり、モチベーション維持にもつながります。

「好きなものに囲まれた空間」は、自分らしく過ごすための大切な土台です。

 誰かにとっては何でもないものでも、自分にとっては宝物!

それを大切にできる空間づくりこそが、居心地のよい部屋への近道です。


6.色の力で心地よい空間に整える

画像:デザイナーズ・リノベーション賃貸物件サイト|リノッタ


「なんとなくこの部屋、落ち着くなあ」

その感覚の正体は、色使いのバランスかもしれません。

私たちは無意識のうちに、目に入る色から心理的な影響を受けています。

だからこそ、部屋作りにおいて“色の力”はとても重要です。

 

ブルーやグリーンは心を落ち着ける色。

観葉植物のグリーンや、淡いブルーのファブリックを取り入れるだけで、リラックス感がぐっと高まります。

一方、ベージュやアイボリーは安心感や柔らかさを与えてくれるカラーで、ナチュラルな雰囲気の部屋にぴったり。


ベースカラー+サブカラー+アクセントカラー(差し色)の3色ルールを意識すると、色のバランスが取りやすくなります。

たとえば、 

ベースカラー:白やアイボリー(部屋全体の70%)

サブカラー:木目やグレージュ(20%)

アクセントカラー:くすみブルーやオリーブグリーン(10%) 

といった組み合わせにすると、空間に統一感が生まれ、居心地の良さがぐんとアップします。 

また、色のトーン(明るさや鮮やかさ)を揃えることもポイントです。

落ち着いた色合いでまとめると、大人っぽく上品な印象に。

逆に、鮮やかな色を使いすぎると散らかった印象になりがちなので注意しましょう。 


クッションやラグ、カーテン、収納ボックスなど、布ものや小物を色で調整するだけでも空間の印象ががらりと変わるので、模様替えや気分転換にもおすすめです。 

「好きな色」と「落ち着く色」は必ずしも同じとは限りません。

自分が心地よく過ごせる色を見つけて、毎日をもっとリラックスできる空間に整えてみてください。


7.レイアウトで狭い部屋を広く見せる

画像:デザイナーズ・リノベーション賃貸物件サイト|リノッタ


一人暮らしの部屋でよくある悩みが、「なんだか狭く感じる」「圧迫感がある」という空間の問題です。

実は、部屋の広さそのものよりも、レイアウト次第で広く見せることは十分可能なんです。

まず意識したいのは、床と視線の“抜け感”を作ること。

たとえば、背の低い家具を選んだり、ベッドの下に収納スペースを確保することで、床の見える面積が増え、自然と部屋が広く感じられます。

さらに、家具は壁沿いに配置して、中央に空間を残すのが基本です。

特にワンルームや1Kでは、生活動線がはっきりしていると、ストレスなく過ごせるだけでなく、スッキリした印象になります。


鏡を上手に取り入れるのもテクニックのひとつです。

大きめの姿見や壁掛けミラーを部屋の奥に配置することで、奥行き感が演出され、実際より広く見える効果があります。

収納は「高さ」と「奥行き」を意識して、縦の空間を活かすのがポイントです。

ラックや突っ張り棚などを使えば、床にモノを置かずに済むので、見た目にもスッキリ。 

「狭いから仕方ない」とあきらめず、少しの工夫で開放感のある空間を作りましょう。

限られたスペースだからこそ、快適な工夫が光ります。


8.季節感を楽しむ模様替えの工夫


毎日同じ部屋で過ごしていると、どうしても空間に飽きが来てしまうこともありますよね。

そんなときにおすすめなのが、季節感を取り入れたちょっとした模様替えです。

大掛かりなことをしなくても、数点のアイテムを入れ替えるだけで、部屋の印象や気分が驚くほど変わります。 


春は、明るいパステルカラーのクッションカバーやリネン素材のカーテンで軽やかに。

夏は、ブルー系のアイテムや籐(ラタン)素材の雑貨を取り入れて涼しげに。

秋冬は、ブラウンやボルドーなどの深みのある色合いと、ウールやフリース素材であたたかみを演出。 

また、ドライフラワーや枝ものなどの季節の植物を飾るのもおすすめです。

ナチュラルな素材は空間に動きを加えてくれるだけでなく、ちょっとした癒しにもなります。


模様替えといっても、すべてを変える必要はありません。

ラグ・カーテン・クッション・小物など“面積が大きく視界に入りやすいもの”を中心に入れ替えるのがポイントです。

アイテムは無印や3COINS、100円ショップなどでも揃えられるので、コスパ良く季節感を楽しめます。

ほんの少しの工夫で、今の自分にぴったりな空間にアップデートできる模様替え。

気分転換にもなり、生活がぐっと豊かになりますよ。


まとめ|居心地のいい部屋は“ちょっとした工夫”から


 一人暮らしの部屋を居心地のいい空間にするために、特別なセンスや広さは必要ありません。

大切なのは、「視覚」「香り」「光」「素材」「色」「配置」など、五感と空間を意識した小さな工夫の積み重ねです。

今回ご紹介した8つのポイントは、どれもすぐに実践できるものばかりです。

自分らしい“癒しの部屋”を作ることで、毎日の暮らしにもっと安心感と心地よさが生まれるはずです。 

まずは一つ、気になるポイントから始めてみてください。

きっとあなたの部屋も、もっと好きな空間に変わっていきますよ。




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