転勤族&賃貸暮らしにおすすめ!賢い収納家具選びのコツ
「また引っ越し…。家具、どうしよう…?」
転勤族にとって、引越しは生活の一部。
新しい土地での出会いや環境の変化を楽しめる一方で、「住まいの収納問題」は、毎回悩まされるテーマではないでしょうか。
特に賃貸暮らしの場合、「壁に穴が開けられない」「部屋が狭くて大型家具が置けない」「収納スペースが少ない」などの制約がつきものです。
「前の家でぴったりだった収納棚が、新居では入りきらない」
「引っ越すたびに家具を買い替えていてコスパが悪い」
「狭い部屋で生活感を出さずにスッキリ暮らしたい」
こんな悩みを感じたことがある方も多いはず。
この記事では、そんな悩みを解決する「転勤族&賃貸向けの賢い収納家具の選び方」を徹底解説!
軽量で使い回しがきくもの、多機能な家具、そして原状回復を意識した収納アイデアまで、すぐに役立つ情報をお届けします。
転勤族が収納家具に悩む理由とは?
転勤族の暮らしでは、引っ越しのたびに住環境がガラリと変わります。
その都度、住まいの間取りや広さ、収納スペースに合わせて暮らしを再設計しなければなりません。
これは、転勤族特有の大きな課題です。
なぜ転勤族が収納家具に悩みやすいのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
1. 家ごとに間取り・収納の広さが異なる
一つ目の大きな理由は、引越し先の住まいによって間取りや収納の広さがバラバラだということです。
前の家ではぴったりだった収納棚やタンスが、新居では「扉が開かない」「天井が低くて入らない」「クローゼットの中に収まらない」など、使えなくなるケースも珍しくありません。
また、収納の“質”にも差があります。
広さはあっても奥行きがなかったり、ハンガーポールの位置が微妙で使いにくかったりと、細かい違いが暮らしに影響します。
2. 大型家具は移動・設置が大変
引っ越しのたびに家具を持ち運ぶとなると、家具の重さやサイズも重要なポイントです。
特に、大型のタンスや本棚などは重量があり、引越し業者の作業料も上がりがち‥
場合によっては搬入できず、追加料金がかかったり、最悪の場合「処分せざるを得ない」ことも…。
3. 賃貸物件の制約
賃貸物件には、原状回復義務という制約があります。
そのため、壁に穴をあけて設置する収納棚や、ネジ止めが必要な家具などは避ける必要があります。
さらに、「床に傷がつく」「重さでフローリングが凹む」といった問題もあるため、家具選びにはより慎重さが求められます。
「せっかく買った家具が、引越し先ではNGだった…」というのは、転勤族あるある。
だからこそ、“避けたい家具の特徴”を把握しておくことが大切なのです。
賃貸暮らしで避けたい収納家具の特徴
転勤族にとって、家具選びは「移動のしやすさ」と「どんな部屋にもフィットする柔軟性」がカギ。
そして賃貸住宅では、“原状回復”という制約があるため、より一層家具選びには注意が必要です。
ここでは、賃貸暮らしで特に避けたい収納家具の特徴を3つご紹介します。
1. 【壁固定が必要な収納棚】
一見便利そうに見える「壁に固定して使う棚」や「吊り棚」などは、実は賃貸には不向きな代表格です。
多くの賃貸物件では、壁に穴を開けたりネジを打ち込んだりする行為はNG。
もしも無理に設置してしまうと、退去時に補修費がかかることも…。
2. 【重くて大型な収納家具】
大きなタンスや本棚、チェストは収納力があって頼もしい存在。
でも、それが“重くて一体型”だった場合、引越しや部屋の模様替えでは大きな負担になります。
重すぎる家具は運搬時にキズがつきやすく、床や壁を痛める原因にも。
また、搬入ができない・エレベーターに乗らないといったトラブルも発生しがちです。
3. 【分解や再組み立てが難しい家具】
購入時に組み立てが必要な家具は、引越し時に“再組み立てができない”ことも少なくありません。
「ネジ穴が潰れた」
「接着剤で固定してあったため分解不可」
「再組立時にパーツを失くした」
など、移動を前提にしていない家具だと、1度きりで使い捨てることになってしまいます。
特に安価な組み立て家具にありがちなのが、何度も分解・再組立を繰り返すことで強度が落ちてしまうケースです。
転勤族向け!収納家具の賢い選び方
収納家具を選ぶ際、「見た目」や「収納力」だけで選んでいませんか?
転勤族にとって本当に重要なのは、「持ち運びやすさ」「使い回しの効きやすさ」「設置の自由度」。
つまり、どんな住まいにも適応できる“柔軟性”のある家具を選ぶことが、ストレスのない引越し生活のカギになります⭐️
ここでは、転勤族におすすめの収納家具を選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。
軽量で組み立て簡単な家具を選ぶ
✔ 引越しのたびに重要な“身軽さ”
頻繁に引っ越すライフスタイルでは、「持ち運びやすさ」が第一条件です。
軽量で組み立てが簡単な家具なら、業者に頼らず自分で解体・設置ができるため、コスト面でも時間面でも負担が軽くなります。
特におすすめなのは、プラスチック素材やスチール素材を使った軽量収納ボックスや組み立て式ラック。
例えば、ニトリやアイリスオーヤマには、女性でも扱いやすい軽量タイプの家具が多くラインナップされています。
ポイント
・工具不要タイプ(差し込むだけ・カチッと止めるだけ)
・軽くても安定性のある設計
・組み立て説明書がシンプルなもの
モジュール式やスタッキング可能なアイテム
✔ 家の形に“合わせられる”
引越しのたびに間取りが変わると、「前の家では使えたのに、新居では置けない!」というトラブルがよくあります。
そんなとき頼りになるのが、モジュール式(ユニット式)家具やスタッキング収納。
これは必要な数だけ組み合わせて使えるため、狭い部屋でも広い部屋でも対応可能。
収納の量に応じて増やしたり減らしたりできるため、引っ越し先の住まいに柔軟に適応してくれます。
特におすすめなのが、無印良品の「スタッキングシェルフ」シリーズやカラーボックス型の収納ユニット。
縦にも横にも組み替えられるので、生活スタイルが変わっても長く使えます。
ポイント
・サイズ展開が豊富なシリーズを選ぶ
・ スタック可能か、拡張しやすいかをチェック
・ 汎用性の高いシンプルなデザインが◎
マルチユースできる家具を選ぶ
✔ 一つで“二役以上”の家具は引越しの救世主
狭い部屋で暮らすときに便利なのが、収納+別の機能を備えた家具です。
たとえば、ベンチ兼収納ボックス、ローテーブル兼引き出し収納、サイドテーブル兼ラックなど、1台で複数の役割を果たす家具はとにかく便利。
引越し先で収納スペースが足りなかったときも、「この家具、実は中が収納なんだよね!」と一役買ってくれます。
また、「見せる収納」になるデザイン性の高いアイテムを選べば、生活感を出さずに空間をおしゃれに演出することも可能です。
賃貸でも安心!原状回復を考えた収納術
賃貸物件では、退去時に「原状回復」が求められます。
つまり、壁に穴を開けたり、床にキズをつけたりすると、修繕費用が発生する可能性があるということ。
引越しのたびに「敷金が返ってこなかった」「余計な費用がかかった」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ここでは、原状回復を前提にした“賃貸にやさしい収納術”をご紹介します。引越し後も安心して暮らすための知恵をぜひご活用ください!
1. 穴を開けずに使える「突っ張り収納」
壁を傷つけない収納術の代表格が「突っ張り棒(ポール)」です。
キッチン、クローゼット、洗面所、玄関など、場所を選ばず使え、棚やフックを付ければ小物収納も自在。
天井や床に圧力で固定するため、壁にネジやピンを打つ必要がなく、賃貸でも安心して使えます。
2. 粘着フックやマグネット式で壁を傷つけずに収納
最近は、粘着タイプのフックやマグネット収納グッズが進化しています。
壁にピン穴も残さず、賃貸向けにはぴったり。
特に「マグネット収納」は、冷蔵庫や洗濯機の側面など、鉄製の面にぴったり貼りついてズレにくく、キッチン周りやランドリースペースにおすすめです。
おすすめアイテム
ニトリ:マグネットキッチンラックシリーズ
100均:剥がせる粘着フック・多目的フック
IKEA:SUNNERSTA(スンネルスタ)シリーズ
3. 床に傷をつけない「フェルト&マット」活用術
意外と見落とされがちなのが「床のキズ」。
重たい収納家具を動かすと、フローリングに擦り跡が残ることもあります。
そんなときは、あらかじめ家具の脚にフェルトパッドを貼っておくのがおすすめ。
また、大型家具の下にジョイントマットやカーペットを敷くことで、床面へのダメージを大幅に防げます。
4. 「置くだけ収納」で壁を使わない工夫
壁に何かを取り付けるのではなく、“置くだけ”で機能する収納家具を選ぶことも、原状回復対策の一環です。
例えば、ニトリやIKEAで人気のスリムシェルフやボックス収納は、自立式なので壁を傷つける心配がありません。
さらに、「収納付きベンチ」「蓋付き収納スツール」などは空間を邪魔せず、座る・置く・しまうを同時に実現してくれる優秀アイテムです。
賃貸収納の鉄則は「傷をつけずに、最大限使う」 「原状回復」は賃貸暮らしの大前提。
でも、工夫次第で収納スペースはグンと広がります。
✔ 突っ張り棒やマグネットで壁を活かす
✔ 床や壁のダメージを未然に防ぐ
✔ “置くだけ”の収納を積極的に使う
こうしたテクニックを取り入れることで、快適な暮らしを保ちつつ、無駄な退去費用を防ぐことができます。
まとめ
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