
賃貸は築何年まで大丈夫?築浅・築古の違いと後悔しない物件選びのポイント
賃貸物件を探すとき、「できるだけ築年数が浅い部屋に住みたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
築浅物件は、室内や設備が新しく、きれいな状態で暮らしやすいことが魅力です。一方で、家賃が高かったり、希望するエリアでは物件数が限られていたりすることもあります。
では、賃貸物件は築何年までなら安心して暮らせるのでしょうか。
結論からいうと、「築○年までなら大丈夫」という明確な基準はありません。
築年数が古くても、適切に管理され、リフォームやリノベーションによって室内や設備が更新されている物件であれば、快適に暮らせる場合があります。
大切なのは、築年数だけで良し悪しを判断せず、室内の状態や設備、建物の管理状況、耐震性などを総合的に確認することです。
この記事では、賃貸物件は築何年までなら快適に暮らせるのかをはじめ、築浅・築古物件のメリットとデメリット、築古でも後悔しない部屋選びのポイントを解説します。
- ・賃貸物件の「築年数」とは?
- ・築年数の数え方
- ・「新築」「築浅」「築古」の違い
- ・賃貸物件は築何年までなら快適?
- ・築年数が浅い賃貸物件のメリット
- ・室内や設備が新しい
- ・防犯設備が充実
- ・暮らしに合った間取りが多い
- ・築年数が浅い賃貸物件のデメリット
- ・家賃が高くなりやすい
- ・希望エリアで見つからない
- ・同じ予算では部屋が狭くなる
- ・築年数が古い賃貸物件のメリット
- ・家賃を抑えられる
- ・同じ家賃でも広い部屋
- ・立地のよい物件が見つかる
- ・リフォーム・リノベーション済み物件を選べる
- ・築年数が古い賃貸物件のデメリット
- ・設備が古い
- ・断熱性や防音性
- ・共用部分に古さが残っている
- ・コンセントや収納が少ない
- ・築古でも室内がきれいな「リノベーション賃貸」とは
- ・築浅物件とリノベーション賃貸はどちらを選ぶ?
- ・築古の賃貸物件を選ぶときの7つのポイント
- ・1.リフォーム・リノベーションの内容と時期
- ・2.水回りの状態
- ・3.エアコンや給湯器の状態
- ・4.窓や玄関の状態
- ・5.建物の清掃・管理状態
- ・6.コンセント数とインターネット環境
- ・7.耐震性
- ・まとめ
賃貸物件の「築年数」とは?

築年数とは、建物が完成してからどのくらいの年月が経過しているかを表すものです。
賃貸物件の情報には「築5年」「築20年」などと記載されており、建物や設備の新しさを判断する目安の一つになります。
ただし、築年数はあくまで建物自体の経過年数です。
途中で大規模なリフォームやリノベーションが行われても、築年数が新しくなるわけではありません。
そのため、
「築30年だけれど室内はほぼ新品」
「築5年でも設備の使い勝手が自分に合わない」
といったケースもあります。
築年数とあわせて、室内の状態や設備、建物の管理状況を確認することが大切です。
築年数の数え方
築年数は、建物が完成した時点を基準に数えます。
例えば、2020年7月に完成した建物は、2025年7月を迎えると築5年です。
入居者が住み始めた日から数えるわけではないため、完成後にしばらく空室だった場合でも築年数は進みます。
また、室内を全面的にリノベーションしていても、建物自体の築年数は変わりません。
リノベーション物件を見るときは、
「建物がいつ建てられたのか」
「室内の改修がいつ行われたのか」
を分けて確認するとよいでしょう。
「新築」「築浅」「築古」の違い
不動産広告における「新築」は、一般的に建築工事の完了から1年未満で、まだ人が住んだことのない住宅を指します。
一方、「築浅」や「築古」には法律上の統一された年数基準はありません。
不動産会社や物件情報サイトによって異なりますが、
築浅:築3~5年程度まで
築古:築20~30年以上
などを目安として使われることがあります。
そのため、「築浅」「築古」という表現だけではなく、実際の築年月を確認しましょう。
賃貸物件は築何年までなら快適に暮らせる?

「築何年までなら快適に暮らせるの?」と気になる方もいるでしょう。
結論からいうと、快適に暮らせる築年数に明確なボーダーラインはありません。
例えば築30年以上でも、室内がリノベーションされ、水回りやエアコン、給湯器などが交換されていれば、快適に暮らせるケースがあります。
・反対に築浅でも、
・日当たりが悪い
・生活音が気になる
・収納が少ない
・周辺環境が自分に合わない
といった理由で暮らしにくさを感じることもあります。
そのため、築年数よりも次の点を確認することが重要です。
・リフォーム・リノベーション履歴
・キッチンや浴室などの設備
・エアコンや給湯器の交換状況
・建物の管理状況
・断熱性・防音性
・耐震性
・日当たり・風通し
・周辺環境
「築20年なら大丈夫」「築30年を超えたら避ける」と年数だけで線引きするのではなく、現在の状態を見て判断しましょう。
築年数が浅い賃貸物件のメリット
築浅物件の主なメリットは、次の3つです。
室内や設備が新しい
築浅物件は、壁紙や床、建具などが比較的新しく、清潔感を感じやすいことが特徴です。
キッチンや浴室、洗面台、トイレなども新しい設備が採用されている傾向があります。
食洗機や浴室乾燥機など、比較的新しい住宅設備が導入されている物件もあります。
防犯設備が充実している
比較的新しいマンションやアパートでは、
・オートロック
・モニター付きインターホン
・防犯カメラ
・宅配ボックス
などが設置されていることがあります。
ただし、築浅だから必ず防犯性が高いとは限りません。実際の設備や建物周辺の環境も確認しましょう。
暮らしに合った間取り
築浅物件では、
・対面キッチン
・独立洗面台
・室内洗濯機置き場
・大型クローゼット
・インターネット設備
・宅配ボックス
など、現在の生活スタイルを想定した設備や間取りが採用されていることがあります。
築年数が浅い賃貸物件のデメリット
築浅物件には魅力が多い一方、費用や物件数の面では注意も必要です。
家賃が高くなりやすい
築浅物件は人気が高いため、同じエリア・同程度の広さの築古物件よりも家賃が高く設定されることがあります。
家賃だけでなく、
・共益費・管理費
・駐車場代
・インターネット料金
などを含めた毎月の住居費で比較しましょう。
希望エリアで見つからない
駅前や中心市街地など、すでに建物が多く建っているエリアでは、新築・築浅物件が少ない場合があります。
「築5年以内」などと条件を絞りすぎると、希望する立地の物件を逃してしまうこともあります。
同じ予算では部屋が狭くなる
築浅物件は家賃が高い傾向があるため、予算を固定すると、築古物件よりも部屋が狭くなる場合があります。
「新しさ」「広さ」「立地」のどれを優先するのか整理しておきましょう。
築年数が古い賃貸物件のメリット
築古物件には、築浅とは異なるメリットがあります。
家賃を抑えられる
築年数が経過した物件は、同じエリアの築浅物件より家賃が抑えられていることがあります。
毎月の住居費を抑えたい方にとって、大きなメリットです。
同じ家賃でも広い部屋
築年数の条件を広げることで、同じ予算でも広い部屋や収納の多い物件が候補に入ることがあります。
築浅ではワンルームしか選べない予算でも、築古なら1DKや1LDKが見つかるケースもあります。
立地のよい物件
駅前や中心市街地には、以前から建っている建物も多くあります。
築年数を限定しなければ、
・駅に近い
・勤務先に近い
・学校に近い
・商業施設に近い
といった立地条件を満たしやすくなることがあります。
リフォーム・リノベーション済み物件を選べる
築古物件のなかには、壁紙や床だけでなく、キッチンや浴室、間取りまで改修されている物件もあります。
建物自体は古くても、室内が現在の暮らしに合わせて更新されていれば、家賃と快適性のバランスがよい物件が見つかる可能性があります。
築年数が古い賃貸物件のデメリット
築古物件を検討するときは、室内だけでなく建物全体にも目を向けましょう。
設備が古い
キッチンや浴室、エアコン、給湯器などが長期間使用されている場合があります。
正常に動いていても、新しい設備と比べて使い勝手や省エネ性能が異なることがあります。
断熱性や防音性
建築された時期や建物の構造によっては、外気や生活音の影響を受けやすい物件もあります。
ただし、防音性や断熱性は築年数だけでは判断できません。
窓、構造、間取り、階数なども含めて確認しましょう。
共用部分に古さが残っている
室内がリノベーションされていても、
・外壁
・廊下
・階段
・エントランス
・郵便受け
・駐輪場
などには築年数相応の古さが残っていることがあります。
室内写真だけではなく、建物全体を内見することが大切です。
コンセントや収納が少ない
古い間取りでは、現在ほど多くの電化製品を使用することが想定されていない場合があります。
コンセントの数や位置、収納スペース、洗濯機置き場なども確認しましょう。
築古でも室内がきれいな「リノベーション賃貸」とは

画像|デザイナーズ・リノベーション賃貸 リノッタ(RENOTTA)より
リノベーション賃貸とは、築年数が経過した建物の室内を改修し、現在の生活スタイルに合わせた空間へ生まれ変わらせた賃貸物件です。
例えば、
・和室を洋室へ変更
・複数の部屋をつなげて広いLDKへ変更
・キッチンや浴室を交換
・押し入れをクローゼットへ変更
・内装デザインを刷新
といった工事が行われます。
築年数が古くても、室内については新築に近い感覚で暮らせる物件もあります。
ただし、「リノベーション」という言葉には、改修範囲を定めた統一基準があるわけではありません。
物件ごとに工事内容を確認しましょう。
リフォームとリノベーションの違い

画像|デザイナーズ・リノベーション賃貸 リノッタ(RENOTTA)より
一般的には、
リフォーム
古くなった内装や設備を修理・交換し、元の状態に近づける工事
リノベーション
間取りや設備、デザインなどを変更し、新たな価値を加える工事
という意味で使い分けられることが多いです。
ただし、明確に区別されず使用されることもあります。
名称だけを見るのではなく、
・壁紙や床だけを交換したのか
・水回り設備も交換したのか
・給排水管まで更新したのか
・間取りを変更したのか
・窓や玄関ドアも改修したのか
・いつ工事を行ったのか
を確認しましょう。
デザインや立地にもこだわって部屋を探したい方は、全国のリノベーション賃貸を探せるRenotta(リノッタ)もチェックしてみてください。
築浅物件とリノベーション賃貸はどちらを選ぶ?
築浅物件とリノベーション賃貸のどちらが適しているかは、何を重視するかによって変わります。
| 比較項目 | 築浅物件 | リノベーション賃貸 |
|---|---|---|
| 室内 | 比較的新しい | 改修内容によっては新築のようにきれい |
| 建物・共用部分 | 比較的新しい | 築年数相応の古さが残る場合がある |
| 設備 | 新しい傾向 | 新旧の設備が混在する場合がある |
| 家賃 | 高めになりやすい | 築浅より抑えられる場合がある |
| 間取り・デザイン | 一般的なものが多い | 個性的な物件も選びやすい |
| 立地 | エリアによって少ない | 選択肢を広げやすい |
建物全体の新しさや最新設備を重視するなら、築浅物件が向いています。
一方、
「家賃は抑えたい」
「広い部屋に住みたい」
「内装デザインにこだわりたい」
「立地を優先したい」
という方には、リノベーション賃貸も有力な選択肢です。
築古の賃貸物件を選ぶときの7つのポイント
築古物件を選ぶときは、次の7項目を確認しましょう。
1.リフォーム・リノベーションの内容と時期
「リフォーム済み」と書かれていても、壁紙だけを交換した物件と、水回りや間取りまで変更した物件では大きく異なります。
いつ、どこまで改修したのか確認しましょう。
2.水回りの状態
キッチン、浴室、洗面台、トイレなどは毎日使う場所です。
内見時には、
・水漏れ跡
・排水口の臭い
・カビや汚れ
・水圧
・給湯状態
・洗濯機置き場
などを確認しましょう。
3.エアコンや給湯器の状態
エアコンや給湯器は、快適性に大きく関わります。
製造年が確認できる場合はチェックし、古い設備の場合は故障時の対応について不動産会社へ確認しておくと安心です。
また、エアコンなどが「設備」ではなく「残置物」となっている場合は、修理や交換が入居者負担になることがあります。
契約前に設備表を確認しましょう。
4.窓や玄関の状態
窓や玄関ドアは、断熱性や防音性にも影響します。
実際に開閉して、
・がたつき
・すき間
・結露跡
・カビ
外から入る音
などを確認してみましょう。
5.建物の清掃・管理状態
築年数以上に見ておきたいのが、日頃の管理状況です。
エントランス、廊下、階段、ごみ置き場、駐輪場などを見ると、管理の状態を判断しやすくなります。
築古でもきれいに管理されている建物は少なくありません。
6.コンセント数とインターネット環境
現在はスマートフォンやパソコン、テレビ、電子レンジなど、多くの電化製品を使用します。
家具を配置したときにコンセントが不足しないか確認しましょう。
在宅勤務や動画視聴が多い方は、利用できるインターネット回線や通信方式も確認しておくと安心です。
7.耐震性
耐震性が気になる場合は、築年数だけではなく、建築確認を受けた時期や耐震診断・改修の履歴を確認しましょう。
現在の新耐震基準は1981年6月1日に施行されています。
そのため、1981年5月31日以前の基準で建築された建物には、現在より古い耐震基準が適用されているものがあります。
ただし、完成年月だけで適用された耐震基準を正確に判断できるとは限りません。
気になる場合は、不動産会社や管理会社へ、
・建築確認の時期
・耐震診断の有無
・耐震改修の履歴
を確認しましょう。
まとめ
築年数は、賃貸物件を選ぶうえで重要な情報の一つです。
ただし、「築○年なら大丈夫」という明確な基準はありません。
築浅物件には、
・室内や設備が新しい
・現在の暮らしに合った設備が多い
・建物全体も比較的新しい
といったメリットがあります。
一方、築古物件には、
・家賃を抑えやすい
・同じ予算でも広い部屋を選びやすい
・好立地の物件が見つかることがある
リノベーション物件という選択肢がある
といったメリットがあります。
物件を選ぶときは、築年数だけではなく、
室内の状態・設備・改修履歴・建物の管理状況・耐震性・立地
を総合的に比較しましょう。
特に築古物件では、リフォームやリノベーションによって、築年数からは想像できないほど快適な部屋が見つかることもあります。
「賃貸」でも、もっと自由に、もっと私らしく。
同じ毎日なんて、誰にもない。
だからこそ、暮らしにも“あなたらしさ”を。
Renotta(リノッタ)は、一部屋ごとに違うデザインで
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