【空き巣対策】長期不在でも安心!賃貸でできる防犯ポイント
夏休みやお盆の帰省、旅行などで家を長期間空ける方も多いこの季節。
実は、空き巣被害が最も増えるのが「夏の長期不在時」だとご存知でしたか?
特に賃貸住宅では、防犯グッズや設備の設置に制限があるため、「何もせずに出かけて後悔…」という事態も。
そこで今回は、賃貸住宅でも簡単に実践できる空き巣対策を厳選してご紹介します。
旅の前にチェックして、安心して夏を楽しみましょう!
なぜ「夏の長期不在」が狙われやすいのか?
空き巣犯がもっとも重視するのは、「その家が確実に留守であるかどうか」です。
彼らは下見を何度も行い、生活パターンや不在時間を細かく観察しています。
特に、昼夜問わずカーテンが閉じっぱなしだったり、夜になっても電気がつかない、郵便物があふれているといった様子は、「この家は誰もいない」と判断する大きな手がかりになります。
このような視覚的サインを減らすことが、第一の防犯対策です!
夏は帰省や長期旅行、出張などで家を空ける家庭が多くなるため、空き巣犯にとっては“かき入れ時”とも言えます。
また、私たちが無意識に発する「しばらく家を空ける」という会話やSNSの投稿内容は、意図せず情報を外部に漏らしていることがあります。
マンションやアパートでは、廊下や共有部での雑談内容が他人に聞かれてしまうこともあり、思わぬところでリスクが高まっていることもあるのです。
最近では、旅行中のリアルタイム投稿が空き巣の“手引き”になってしまうケースが増えています。
「○○に来ています」「あと数日滞在予定です」といった情報は、空き巣にとって“今この家は空いています”という明確なサインです。
ポストに溜まった郵便物やチラシ、満杯になった宅配ボックスも、不在の証拠として狙われる原因になります。
可能であれば郵便局に一時保管を依頼する、知人に回収を頼むなどの対策を取ることが安心です。
賃貸でもできる!防犯対策チェックリスト5選
1. ダミーカメラやセンサーライト
空き巣は「リスクの高い家」を避ける傾向があります。
たとえ実際に録画していなくても、防犯カメラが設置されているように見せるだけで、十分な抑止力になる場合があります。
ダミーカメラは、外壁に穴を開ける必要がない両面テープ式やマグネット式など、賃貸向けのアイテムも多く販売されています。
また、夜間に人の動きを感知して自動点灯するセンサーライトもおすすめ。
人の接近に反応して強い光を放つことで、「ここは警戒されている」と空き巣に思わせることができます。
エントランスやベランダ、廊下などに設置すると効果的です。
2. 補助鍵や窓用防犯フィルム
空き巣の多くは、玄関や窓からの侵入を試みます。
そこで有効なのが「ワンドア・ツーロック(1つの扉に2つの鍵)」という考え方。
後付けタイプの補助鍵を使えば、玄関ドアやベランダの窓にも簡単に鍵を追加できます。
窓には防犯フィルムを貼るのも有効です。
ガラスを割られても飛び散らないため、侵入に時間がかかり、犯人は諦めやすくなります。
貼るだけのタイプなら、賃貸でも安心して使用可能。窓の鍵周辺に貼るのが特に効果的です。
3. 郵便物や宅配ボックスの放置を避ける
ポストに溜まった郵便物や宅配ボックスに長時間放置された荷物は、「この家は今、誰もいません」というサインになりかねません。
長期間の不在が事前にわかっている場合は、郵便局に「不在期間中の配達停止」や「転送届」を出しておくのがおすすめです。
宅配便についても、各配送業者のマイページなどから「不在時には持ち帰り設定」や「配達停止日設定」が可能です。
マンションによっては宅配ボックスの使用可否を事前に管理会社に伝えることで、誤配送の防止にもつながります。
4.照明のタイマー
人の気配が感じられない家は、空き巣にとって絶好のターゲット。
そこで有効なのが、「あたかも人がいるように見せる」演出です。
スマートプラグやタイマー機能付きの電源タップを使えば、照明やラジオ、テレビのオン・オフを自動で設定できます。
例えば、夜18時〜22時だけリビングの照明を点灯させるようにしておけば、外から見て不在と気づかれにくくなります。
カーテンは昼間は少し開けて、夜には閉じる状態にしておくのが自然で防犯的。
時間のある方は、電動カーテンタイマーの導入も検討してみてください。
5. ご近所・管理会社にひと声かけておく
「近所づきあいも防犯対策のひとつ」と言われるほど、ご近所の協力は心強い存在です。
信頼できる隣人や、日中も建物を管理している管理会社に「〇日から不在になる予定です。何か異常があればご連絡ください」と一言伝えておくだけで、防犯意識が格段に高まります。
特に、不在中に不審な音や動きがあった際、第三者の目があることは抑止効果につながります。
大げさに感じるかもしれませんが、マンション全体の安全意識向上にも寄与するため、積極的にコミュニケーションをとることをおすすめします。
やりすぎ注意?賃貸で避けたい防犯NG行動
過剰な設備設置はトラブルの元
防犯意識が高まると、つい「もっと強力な対策を」と思いがちですが、賃貸住宅では注意が必要です。
実際に録画機能のある監視カメラや大型のアラームシステム、窓に取り付けるセキュリティバーなど、設置に工事や大がかりな配線が必要な機器は、退去時の原状回復が難しくなり、大家や管理会社とのトラブルにつながる恐れがあります。
室内に配線が見えるような設備や、見た目にインパクトのある機器は、次の入居者への印象も考慮されるため、設置前に必ず管理会社やオーナーに相談・許可を取ることが鉄則です。
壁・窓への穴あけ・固定器具は要確認
市販の防犯グッズの中には、ネジや強力な接着剤で固定するタイプもありますが、これらを不用意に使うと壁紙の破損や、サッシの変形などの原因となり、退去時に修繕費用を請求される可能性があります。
特に注意したいのは、窓や玄関周りへの設置器具。
ドアクローザーやサッシ部分に取り付ける補助錠なども、「穴を開けるタイプ」か「貼るだけタイプ」かをよく確認して選びましょう。
賃貸向けとして販売されている「跡が残らない」「原状回復不要」を謳った商品を選ぶことが重要です。
「空き巣が嫌がる音・光」でも近所迷惑に注意
空き巣対策として「不在時に音や光で在宅を装う」方法は有効ですが、度が過ぎると逆効果になることもあります。
たとえば、大音量のラジオや音楽を長時間流し続ける、フラッシュのような点滅ライトを使うといった対策は、隣近所への騒音・光害となり、住民トラブルの原因になる可能性も。
防犯と迷惑行為の境界線は非常に曖昧なため、「自然に在宅を演出する」ことを意識しましょう。
まとめ
「防犯対策=高価な設備が必要」と思われがちですが、実際はそうではありません。
特に賃貸住宅の場合、制約がある中でも工夫次第で十分な安全対策が可能です。
鍵を増やす、照明やタイマーを活用する、ダミーグッズで心理的な抑止をかけるなど、手軽にできて効果的な方法はたくさんあります。
まずは「空き巣が嫌がる環境をつくる」ことが最大の目的だと意識しましょう。
防犯対策は、「気づいたとき」ではなく「出発前」に行うのが鉄則です。
まだ大丈夫と油断せず、チェックリストを活用して一つひとつ準備を整えておくことで、不安を減らし、旅先でも安心して過ごすことができます。
「賃貸」でも、もっと自由に、もっと私らしく。
同じ毎日なんて、誰にもない。
だからこそ、暮らしにも“あなたらしさ”を。
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