【初心者】ベランダで始める家庭菜園
家庭菜園に興味があるけれど、自宅に広い庭や畑として使えるスペースがないから……と諦めていませんか?
また、ベランダのスペースを有効に活用したい!と思いませんか?
そんな方におすすめなのが、ベランダを利用した家庭菜園です。
マンションやアパートなどの集合住宅で生活している人でも、手軽にお野菜作りを楽しむことができます。
今回は、ベランダで手軽に野菜作りを楽しむ工夫をご紹介します。
家庭菜園は春と秋がおすすめ!
ベランダ菜園のメリット
早起きが習慣に
太陽の光で健康的に
家族のコミュニケーション
ベランダで家庭菜園を始める前の確認事項
アパート・マンションの規約を確認
日当たりや風通しを確認
ベランダの広さを確認
水はけが良いかを確認
ベランダでの家庭菜園に必要なもの
初心者におすすめの野菜やハーブ
ミニトマト
きゅうり
ピーマン
シソ
ラデッシュ
小松菜
バジル
ミント
はじめてみよう!家庭菜園|まとめ
家庭菜園は春と秋がおすすめ!
家庭菜園を始めたいと思っている方、いつ始めればいいのか迷いますよね?
実は、家庭菜園を始めるのに適した時期は、春と秋の年に2回あります。
春
春は、多くの野菜が育ちやすい温暖な気候になるため、家庭菜園を始めるのに最適な時期です。
特に、夏野菜を育てるのに適しています。
【春に育てられるおすすめ野菜】
- トマト
- ナス
- ピーマン
- キュウリ
- ズッキーニ
- ゴーヤ
- オクラ
これらの野菜は、種まきや植え付けを3月下旬~5月上旬に行うのがおすすめです。
・メリット
- 多くの種類の野菜を育てられる
- 初心者でも比較的育てやすい
・デメリット
- 虫や病害虫が発生しやすい
- 夏の暑さで栽培が難しい野菜もある
秋
秋は、夏の暑さが和らぎ、涼しい気候で栽培できるため、春とは違った種類の野菜を育てることができます。
【秋に育てられるおすすめ野菜】
- カブ
- ブロッコリー
- カリフラワー
- ほうれん草
- 小松菜
これらの野菜は、種まきや植え付けを9月下旬~10月上旬に行うのがおすすめです。
・メリット
- 虫や病害虫が発生しにくい
・デメリット
- 寒さ対策が必要
- 春に比べて栽培できる野菜の種類が少ない
- 収穫時期が冬になるため、保存に工夫が必要
どちらの時期を選ぶかは、自分のライフスタイルや栽培したい野菜に合わせて決めましょう。
ベランダ菜園のメリット
早起きが習慣に
野菜の成長を観察する楽しみがきっかけで、朝早く起きることが習慣化する可能性があります。
夕方は虫が多くなることもあり、仕事からの帰宅後には、疲れて暗くなったバルコニーへ出向くのが面倒に感じられるかもしれません。
また、朝の涼しい時間に水やりをすると、野菜たちも元気を取り戻すでしょう。
朝の気持ちいい時間帯に、作業することがオススメです。
太陽の光で健康的に
バルコニーを利用する習慣がなければ、忙しい朝はカーテンを開けずに準備をして、そのまま出勤してしまうこともあるかもしれません。
家にいる時間に、カーテンを引いて窓を開けて日光を取り入れ、新鮮な外の空気を味わうことができれば、気分も晴れやかになり、健康的な生活につながるでしょう。
家族のコミュニケーション
子どもがいるご家庭では、プランターでの野菜栽培が、家族間の楽しいやり取りの機会となり得ます。
野菜やハーブの栽培を通じて、家族で協力し合いながら作業をすることができ、新しい話の種も生まれますね😃
種を蒔いたり、水をやったり、草を取ったりすることで自然と触れ合う貴重な体験もできるのは素晴らしいですことです。
そして、自分たちで育てた野菜が食卓を飾ったり、お弁当に使われたりすると、喜びはさらに増します。
季節ごとに変わる植物の成長を通じて、家族内での会話も豊かになり、笑顔とワクワクが広がるでしょう♪
ベランダで家庭菜園を始める前の確認事項
アパート・マンションの規約を確認
ベランダは共用部分に当たり、避難経路として確保する必要があります。
そのため、規約で家庭菜園が禁止されている場合や、プランターの設置場所や大きさに制限がある場合があります。
必ず事前に規約を確認し、許可されている範囲で菜園を楽しみましょう。
規約に違反した場合、トラブルに発展する可能性があり、最悪の場合、退去を余儀なくされることもあります。
日当たりや風通しを確認
植物は光合成によって成長するため、日当たりの良い場所で栽培する必要があります。
一般的には、1日4時間以上の日光が当たる場所が適しています。
日当たりが悪いと、植物が弱々しく育ち、収穫量が減ってしまう可能性があります。
また、風通しが悪いと、病害虫が発生しやすくなり、カビや腐敗の原因にもなります。
ベランダの広さを確認
ベランダ菜園を成功させるためには、ベランダの面積を把握することが不可欠です。
面積によって栽培できる植物の数や種類が大きく変わります。
水はけが良いかを確認
ベランダの排水がスムーズに行われるかをチェックすることは大切です。
排水設備が設置されていない場合、雨が降った後や植物に水をやった際に余分な水がたまり、その結果、植物の根が腐る可能性が高まったり、病気にかかりやすくなるリスクがあります。
排水性が不十分な場合は、鉢植えやプランターの底に石や砂を敷くことで、排水性を向上させる措置が必要です。
ベランダでの家庭菜園に必要なもの
出典:Amazon
1.プランター
家庭菜園での野菜栽培には、成長を促すために十分な大きさと深さを持つ鉢やプランターを選びましょう。
重たくなる土を考慮して、持ち運びやすい軽量がおすすめです。
さらに、水の排出が良い製品を選ぶことで、根腐れのリスクを低減できます。
2.ジョウロ
ジョウロは、葉や根を痛めない柔らかくシャワー状の散水ができる「ハス口」のものがおすすめです。
大きさは様々で、最近ではおしゃれなジョウロも売られているので、お気に入りを見つけてみませんか。
3.鉢底石
プランターの底に鉢底石を配置することで、空気の流れと水の排出を改善し、根腐れを防ぐことができます。
しかし、石を過多に敷くと、水の排出が悪化する可能性があるため、量には気をつける必要があります。
最新のプランターは多くが通気性に優れており、すべての場合に鉢底石が必要とは限りません。
それでも、排水性が不十分な場合には、鉢底石を用いてみましょう。
4.土
野菜を育てるには、土の質はとても重要となります。
基本となる用土や肥料が配合された「培養土」は、一般的な野菜に適しており、そのまま使うことができるので、とても便利です。
5.肥料
野菜の生育を促進し、より多くの収穫を得るためには、肥料を活用しましょう。
肥料は、播種や苗植えの前に施す「元肥」と、成長期に追加で与える「追肥」の二つのタイプがあります。
どちらの肥料も、適量を超えて使用すると植物に害を及ぼす可能性があるので、使用量には細心の注意が必要です。
栽培する野菜の種類に合わせた肥料の選択と量の調整が、健康な成長と豊富な収穫につながります。
6.薬剤
いざという時のために、野菜を害虫から守る薬剤も用意しておきましょう。
用法・容量を守りましょう。
7.支柱
「園芸ネット」や「支柱」は必要に応じて準備します。
これらは、トマトやキュウリなど、伸長する茎やツルを支えるために必要になります。
8.スコップや軍手
スコップは、種を植えたり、土を整えたりするときに必要となるため、家庭菜園には欠かせません。
プランターの大きさや作業内容に応じたサイズのスコップを揃えることで、作業が捗ります。
また、手が汚れてしまったり、怪我をする場合もあるため、軍手があると便利です。
初心者におすすめの野菜やハーブ
1.ミニトマト
出典:DELISH KITCHEN
ミニトマトは家庭菜園の中でも特に人気のある野菜で、その魅力は小さくて愛らしい赤い実に加え、多用途で栄養価の高さにもあります。
サラダやお弁当の彩りとして活躍するなど、幅広い料理に利用できるため、非常に便利です。
初心者にミニトマトがおすすめされる理由は、栽培のしやすさにあります。
ミニトマトは成長が速く、比較的短期間で収穫ができます。
これは、初めて野菜を育てる方にとって大きな魅力です。
さらに、日当たりと水やりを適切に管理することで、特別な手間をかけずに育てることが可能です。
また、ミニトマトは病害虫に比較的強く、初心者が直面しやすい栽培上の問題を最小限に抑えることができます。
2.きゅうり
出典:DELISH KITCHEN
きゅうりの種は比較的大きく、発芽しやすいため、種まきからのスタートが初心者にとっても扱いやすい野菜です。
また、成長速度が速く、植え付け後、早ければ1ヶ月程度で収穫を始めることができます。
さらに、日当たりが良く、水はけの良い土壌を好むなど、基本的な環境条件さえ整えば、たくさんの実をつけることができるため、豊富な収穫を期待できます。
定期的な水やりや適度な肥料があれば、比較的少ないケアで健康に育つため、初心者にとっても管理がしやすいのです。
3.ピーマン
出典:DELISH KITCHEN
ピーマンは、病害虫や夏の高温に比較的強く、栄養価の高い野菜で、ビタミンCやカロチンを豊富に含んでいます。
プランター栽培にも向いており、初心者でも育てやすい特性を持っています。
苗を選ぶ際には、ミニトマト選びと同様に、健康的な緑色をしたつぼみや花があるものを選ぶと良いでしょう。
支柱を使って成長を支え、白い花が咲いた後に形成される5~7cm程度の実を収穫の目安とします。
収穫後も植えておくと、ピーマンは徐々に色を変え、完熟した甘い赤ピーマンを楽しむことができます。
高温を好むため、日当たりの良い場所での栽培が適していますが、湿気には弱いので水やりは適度に行い、水の与え過ぎには注意が必要です。
適切な温度管理と水やりを心掛ければ、ピーマンは次々と実をつけ、豊富な収穫を期待できます。
4.シソ
出典:DELISH KITCHEN
しそは成長が早く、手間がかからないという特徴があります。
種をまくと、比較的短期間で発芽し、急速に成長します。
しそは直射日光を好みますが、乾燥に強い一方で水はけが良い場所を好むため、過剰な水やりや特別な肥料を必要としません。
さらに、病害虫に強い傾向があり、他の野菜に比べて病気や虫害の心配が少ないことも育てやすい理由のひとつです。
5.ラデッシュ
出典:DELISH KITCHEN
ラディッシュは、別名「二十日大根」とも呼ばれています。
この野菜は、赤くて丸い特徴的な形をしており、種を蒔いてから収穫まで約1ヶ月という短い栽培期間で成長します。
また、害虫への抵抗力が比較的強いため、栽培がしやすいとされています。
1年に2度、種まきの機会があるものの、栽培初心者には特に秋に種をまくことが推奨されます。
水やりは土の表面が乾いた見極めが大切で、その時にはしっかりと水を与えることが重要です。
6.小松菜
出典:DELISH KITCHEN
小松菜は冷涼な気候を好むものの、比較的幅広い気候条件下でも育ちます。
そのため、さまざまな地域で年間を通して栽培を楽しむことができます。
水やりや肥料の要求も厳しくなく、基本的なケアを守るだけで健康に成長し、豊富な収穫を期待できるため、初心者にもおすすめの野菜です。
小松菜は栄養価が高く、ビタミンA、ビタミンC、カルシウムなどを豊富に含んでおり、サラダ、炒め物、スープなど、様々な料理に利用できる万能野菜です。
収穫後の用途が幅広いことも人気の理由のひとつです。
7.バジル
出典:DELISH KITCHEN
バジルは温かい環境を好むため、適度な日光と水分があれば迅速に成長し、短期間で収穫できます。
また、バジルは切り取っても新たな葉が再生するため、一度植えると長期間楽しむことが可能です。
バジルは香りが強く、料理に豊かな風味を加えることができるため、キッチンハーブとしても非常に人気があります。
フレッシュなバジルの葉は、トマト料理、パスタ、ピザ、サラダにぴったりで、自家製ペストソースの主要な材料としても使用されます。
8.ミント
出典:DELISH KITCHEN
ミントは、ほとんどの土壌条件でよく育ち、強い生命力を持っているため、初心者でも簡単に成功することができます。
また、ミントは日陰でも育つ能力があるため、日当たりが完璧でない場所でも栽培可能です。
ミントは非常に旺盛に成長するため、一度植えると継続して収穫することができます。
そのため、常に新鮮なミントをキッチンで使用することが可能です。
ミントの葉は、飲み物、デザート、サラダなど、さまざまな料理にフレッシュな風味を加えるのに適しています。
ミントのもう一つのメリットは、その強力な香りが虫を避ける効果があるとされていることです。
これにより、他の植物を害虫から守る役割も果たすことができます。
ただし、注意点もあります。
ミントは旺盛な成長力は、コントロールが必要な場合がありあります。
他の植物に侵略的にならないように、プランターやコンテナで栽培をしましょう。
ミントは地下で根茎を伸ばして繁殖し、庭中にかなり急速に広がるため、地植えは絶対にやめましょう!
はじめてみよう!家庭菜園|まとめ
マンションやアパートのベランダを使わずにそのまま放置していませんか?
ベランダ菜園は少しのスペースがあれば始められるので、興味のある方はぜひ初めてみましょう!
初めての家庭菜園では、初心者でも成功しやすい野菜を選び育てることがポイントです。
便利なアイテムを使いながら、自分のペースで家庭菜園を楽しみましょう。
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