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寒さに強い観葉植物|冬越しのポイント

2024/12/12

寒い冬の季節になると、観葉植物の元気がなくなり、枯れてしまうことに悩む方も多いのではないでしょうか?

観葉植物は、室内を彩るだけでなく、心を癒す存在として生活に欠かせないもの。

しかし、冬場は気温の低下や乾燥が原因で、健康な状態を保つのが難しくなります。

そこで今回は、冬の寒さに強い観葉植物の種類や、冬越しを成功させるためのポイントをご紹介します。

水やりや室温の管理など、寒い時期だからこそ気をつけたい育て方のコツを知れば、大切な植物を元気に育てることができます。

寒さに負けない観葉植物とともに、冬のインテリアを楽しみましょう!

 

なぜ観葉植物は冬に枯れてしまうの?

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冬は日照時間が短く、太陽の高さも低いため、植物が十分な光を受けることが難しくなります。

日光の不足は、光合成活動の減少を招き、それによって植物の全体的な健康が低下する可能性があります。

また、暖房を使用することで室内の空気が乾燥するため、特に湿度を必要とする観葉植物にとっては厳しい条件になります。

葉が乾燥することで枯れたり、葉の先端が茶色く変色することがあるでしょう。

さらに、室内の場所によっては温度変化が激しいこともあります。

特に窓辺など、寒暖差が大きい場所に植物を置いていると、植物は環境ストレスを感じやすくなり、その結果として健康を害することもあります。

冷たい窓ガラスに近い場所では、葉が直接冷えることでダメージを受けることも考えられます。

水やりについても注意が必要です。

冬は植物の成長が遅くなるため、必要とする水分量も減少します。

この時期に過剰に水を与えてしまうと、根腐れを起こす原因になりかねません。

しかし、逆に暖房による室内の乾燥で水分が足りなくなる場合もありますから、植物の状態を見ながら適切に水やりを行うことが大切です。

 

 

冬の観葉植物を育てるポイント

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冬に観葉植物を育てる際には、気温や日照時間が変化するため、以下のポイントに注意して育てると良いでしょう。

水やりの頻度

冬は植物の成長が穏やかになるため、水やりは控えめに調整することが大切です。

土が完全に乾いたのを確認してから、週に1回程度を目安に水を与えましょう。

ただし、植木鉢の種類や環境によって必要な頻度は異なるため、必ず土の乾き具合を確認してください。

冷えた土に大量の水を与えると根腐れの原因になるため、水は室温程度に温めてから与えるようにしましょう。

また、冬の乾燥対策として葉に霧吹きで水をかける「葉水」もおすすめです。

ただし、夜間に葉水を行うと植物が冷えすぎる恐れがあるため、日中に実施するのが良いでしょう。

室温の調整

冬の室温管理は、観葉植物を健康に育てるための重要なポイントです。

理想的な温度は15~25℃で、一部の植物(例えばモンステラやフィカス属)は10℃程度でも耐えられますが、寒さに弱い種類(例:ベゴニア)は15℃以上を保つ必要があります。

特に夜間は窓辺から冷気が入ることが多いため、植物を窓から少し離すか、保温用のカバーを使うことで寒さを和らげましょう。

一方で、暖房が直接当たる場所は避けてください。暖房は植物を乾燥させやすいため、加湿器を併用して適度な湿度を保つことも大切です。

日当たりを意識

冬は日照時間が短いため、植物を日当たりの良い場所に置くことを心がけましょう。

特に東側や南側の窓辺は理想的です。

ただし、冬場は日光が不足しやすく、その影響で葉が黄色くなることがあります。

その場合は、植物用のLEDライトを使って補光すると効果的です。

また、日中でも直射日光が強すぎる場合は注意が必要です。

レースカーテンを通した柔らかい光が当たるように調整して、植物に適した環境を作りましょう。

寒さに強い観葉植物5選

アイビー

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出典:Hitohana

アイビーは寒さに強い観葉植物ですが、最低でも0℃以上の環境を保つことが大切です。

耐寒性があり冬でも屋外で越冬可能な場合がありますが、室内から急に外へ移すと寒暖差で枯れることがあります。

屋外で育てる場合は、秋までに外の環境に慣らしておきましょう。

葉の模様を美しく保つためには日光が当たる場所が理想的ですが、耐陰性もあるため室内での管理も可能です。

ただし、霜に当たる環境では葉色が悪くなるため、霜が降りる地域では室内管理が安心です。

室内では暖房器具の近くや風が直接当たる場所を避けてください。

冬は水やりを控えめにし、土が完全に乾いてからたっぷりと与えます。

この時期は肥料が不要で、与えると肥料焼けの原因になるため注意しましょう。

オリーブの木

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出典:and plants

オリーブの木は地中海沿岸原産で、寒さと暑さの両方に強い観葉植物です。

成木であれば短時間なら氷点下10℃、耐寒性の高い品種では-18℃にも耐える記録があります。

温暖な気候を好むものの、品種選びや冬の管理に注意すれば寒冷地でも育てることが可能です。

寒さに強いオリーブの品種として、「ラッキーノ」や「フラントイオ」があり、寒冷地でも育成しやすいためおすすめです。

冬の管理では、凍結を防ぐために地上部を覆ったり、防風ネットを使用することが効果的です。

地植えの場合は、根元を土や落ち葉で覆うことで保護できます。

適切な対策を取れば、寒冷地でも元気に育てられる植物です。

シマネトリコ

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出典:and plants

シマトネリコは寒さに弱いものの、非常に生命力が強く、木全体が枯れることはほとんどありません。

耐寒性はマイナス3℃程度で、関東以西では庭植えが可能です。また、耐陰性もあるため室内の観葉植物としても適しています。

寒冷地では屋外での冬越しが難しいため、鉢植えで育てて冬は室内に取り込むことをおすすめします。

特に最低気温がマイナス10℃を下回る地域では、庭植えを避け、鉢植えで管理することで元気に育てられます。

ガジュマル

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出典:and plants

ガジュマルは最低気温5℃まで耐えられる観葉植物で、力強い幹が特徴的です。

耐寒性はそれほど高くありませんが、夏の終わりから低温に慣らしておくことで冬越しが比較的容易になります。

冬に購入した場合は、暖かい室内で管理し、冷えやすい窓際を避けると良いでしょう。

また、個性的な幹の形が魅力で、おしゃれなインテリアとしてもおすすめです。

シュロチク

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出典:and plants

シュロチクは直射日光を避け、半日陰の明るい場所を好む観葉植物です。

直射日光が当たりすぎると葉焼けの原因になるため、明るめの日陰で管理するのがポイントです。

寒さに強く、霜や雪が当たらない軒下であれば気温0℃程度まで越冬可能ですが、強風にさらされると葉が裂けることがあるため注意が必要です。

冬の強風が吹く時期には、屋内に移動するなど工夫すると安心です。

熱帯植物でありながら寒さに強いのが特徴で、日本の冬でも枯れにくく、南国の雰囲気を楽しむのに適した植物です。

 

冬はNG!観葉植物の注意点

植え替え

冬の間、植物は多くの場合休眠期に入ります。

この時期には成長がほとんど止まり、エネルギーを蓄えることに集中します。そのため、植え替えを冬に行うのはおすすめできません。

冬に植え替えを行うと、植物の根が傷つきやすくなります。

休眠期の植物は新しい根を素早く再生する能力が低下しているため、傷ついた部分の回復が遅れます。この状態が続くと、根腐れを起こしやすくなり、最悪の場合、植物が枯れる原因になることもあります。

 

植え替えに最適な時期は、植物が成長を始める春から初夏にかけてです。

この時期には気温が上昇し、植物が活動を活発化させるため、植え替えによるストレスからも比較的早く回復することができます。

成長期に入ることで、新しい根を迅速に伸ばし、土や鉢の環境に順応しやすくなります。

冬に植え替えをどうしても行わなければならない場合は、根を極力傷つけないよう注意し、適切な温度や湿度管理を徹底することが大切です。

しかし、基本的には植え替えは春や初夏に計画的に行うことが、植物の健康維持には最適です。

肥料・栄養剤を与える

冬の時期は、生育がほぼ停止するため、肥料や栄養剤を与えることは控えたほうが良いでしょう。

冬は多くの植物が休眠期に入るため、光合成や養分の吸収といった活動が大幅に減少します。

このような状態で肥料を与えると、植物の根が十分に養分を吸収できず、土壌中に肥料成分が過剰に残ることがあります。

「肥料焼け」により、根がダメージを受ける可能性があり、最悪の場合、植物全体が弱ってしまうことも考えられます。

 

肥料や栄養剤を与えるのに最適な時期は、植物が活発に成長する春から秋にかけてです。

春から秋にかけては光と気温が植物の活動を促進するため、与えた養分がしっかりと吸収され、成長をサポートします。

一般的には、春に与える肥料は芽吹きを促し、夏から秋にかけて与える肥料は花や実を育てるためのエネルギー源となります。

 

冬の管理において重要なのは、植物をしっかりと「休ませる」ことです。肥料や栄養剤の使用を控え、適度な水やりや温度管理を心がけることで、植物は次の成長期に向けてエネルギーを蓄えることができます。

焦らず、適切なタイミングを待つことが、植物を健康に育てるための秘訣です。

 

観葉植物は冬のインテリアにも最適

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画像|デザイナーズ・リノベーション賃貸 リノッタ(RENOTTA)より

観葉植物はその美しいフォルムとシンプルなデザイン性から、冬のインテリアのアクセントとしても活躍します。

さまざまなスタイルの空間に馴染む汎用性が高く、どんな部屋でも自然な装飾として取り入れることができます。

たとえば、陶器の鉢に植えればモダンな雰囲気が演出でき、ウッドスタンドを使用すれば北欧風の温かみのあるデザインを強調することができます。

また、寒々しい冬の室内に植物を置くことで、空間全体に柔らかさや温かみをプラスし、部屋の雰囲気を一新することができます。

シンプルな観葉植物であっても、その存在感が部屋のデザインに統一感を与えます。

 

さらに観葉植物は水分を蒸散させるため、乾燥しがちな冬の室内の湿度を自然に調整する役割も果たします。

暖房を使用する冬の室内環境は湿度が低くなりがちで、肌や喉の乾燥に悩まされることが多いですが、植物を置くことで適度な湿度が保たれ、快適な空間を作ることができます。

 

まとめ

観葉植物は冬の寒さや乾燥によって枯れやすい一方で、適切なケアと環境調整を行えば、冬のインテリアを彩る大切な存在として活躍します。

 

冬は植え替えや肥料の使用を控えるなどの注意点を守りつつ、アイビーやオリーブの木といった丈夫な植物を選べば、初心者でも管理が簡単です。

また、寒い季節は観葉植物のケアに少し工夫を加えるだけで、日々の暮らしに自然の息吹を取り込むことができます。

観葉植物とともに冬の生活をより豊かに、快適に過ごしましょう!

 

 

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