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サムネ

リノベーションで借景を楽しむ暮らし

2020/01/27

皆さんは、よく京都のお寺などでで使われる「借景」という言葉をご存じですか?

借景は「庭園外の山や樹木などの風景を、庭を形成する背景として取り入れたもの」という造園技法の一つです。

今回ご紹介するリノベーション物件は、まさに “借景” そのもの。
窓の外に広がる“緑”が、まさに部屋の一部になっています。

そんな借景を楽しむ暮らしを実現させたリノベーション物件の施工事例をご紹介します!

東京都築地の物件をリノベーション

築45年の鉄筋コンクリートの物件。築年数は高いですが、建築自体はメンテナンスが行き届いており、まだまだ元気な建物です。

立地も好立地ですよね。

リノベーション物件の良いところは、好立地でも新築よりリーズナブルなところ。

「住みたい街は新築が少なく、価格も高い人気エリア。でも、中古に目を向けたら条件に合う物件が見つかりました!」といった声もあるほどです。
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リノベーション前の状態は?

築年数の通りで劣化している箇所も多々あります。

また40㎡の占有面積で1LDKという間取りのため各お部屋も狭い印象を受けます。

リノベーション前の物件確認では、今あるお部屋の特徴を活かせそうな箇所も確認します。
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借景をリノベーションに取り入れる

住むにしても、仕事をするにしても好立地ではありますが、このまま販売するのは厳しそうです・・・
それでもこの物件に入ったときにキラリと強く光るものをすぐ感じました。

それはリビングから目の前に広がる木々の爽やかなグリーンです。
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借景を活かした設計

この緑を最大限に引き出すリノベーションの手法を解説させていただきます。
その手法は外の景色を一枚の絵のように切り取る「借景」です。借景は外の景色を切り取りながらも室内に外を取り込む日本の設えです。
今回は外のグリーンを庭と捉え、部屋に入った瞬間に目の前に一枚の大きなグリーンの絵が広がるように設計しました。
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借景と床の間

間仕切りはあえて最小限に抑え、広々16帖のワンルームとしました。
また借景とともに日本の室には、外を取り込む手法がもう一つあります。
それは「床の間」です。
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床の間は余白を演出してくれる

床の間にはいわゆる機能はありません。

そのため現代住宅からは消えゆく文化かもしれません。
しかし床の間に外の季節を感じるものを置くことで、外を室に取り込むことができます。
またその時々の自分の好きなものを並べるのも良いと思います。
機能や情報に溢れた時代に、床の間は「余白」をつくります。
日本人は昔から「外を取り込むこと」と「余白を楽しむ」という美学を持ってきました。そんな美学とともに暮らせる新しい和室です。
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最後に

いかがでしたか?

リノベーションは、ただ闇雲に設備の更新や間取り変更を行えばいいというものではありません。

お部屋にもともとある個性を尊重しリノベーションを施していくことでさらに希少価値の高い物件へと生まれ変わることが出来ます。

「こんな部屋をリノベーションしても…。」とお悩みの物件所有者様は是非ご検討ください。

 

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