「想定外」から「希少価値」を生むリノベーション
2019/12/18
築年数の経った物件をリノベーションする時、お部屋の解体中に予想外のことが起こることは多々あります。例えば壁の中から予期しない柱が出てきたり、撤去可能な壁だと思って解体を試みたらコンクリート躯体で撤去できなかったりと、デザイナーはその「想定外」に悩まされます。
Renotta(リノッタ)のリノベーションではそんな想定外を個性と捉えて「希少価値」に変えることで、物件の価値を100%以上に高めることに成功しています。
今回のリノベーション物件も、解体したら面白い「予想外」が出てきましたので紹介させていただきます。
こちら築40年鉄筋コンクリートの物件の1階です。床の音鳴りがするので補修のために下地を剥がしたところ、写真の通り、基礎から大変高く上げられている床下が出てきました。この床下空間を活かすべく生み出した希少価値が「段差のある空間」です。
床を部分的に深く下げることで生まれた段差により、広々とした壁の無いワンルームでも空間に変化をつくることができました。段差のある空間は立つ場所によって目線も変わり、部屋を広く見せる効果もあります。それぞれの床の高さごとに用途を分けて使っていただくのもオススメです。
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